上下巻じゃないけれど

※注意
前日の「アフターダーク風に書くと」を
読んでからこちらをお読み下さい。



<激闘病院編>


水曜日の話を書こう。



9：30

やはり痛むということで病院へ。

いつもは10分で着く病院が

とってもとっても遠く感じる。


9：45

診察室へ通される。

状況を説明し助けを仰ぐ。


「液体窒素で焼いて腐らせた皮膚を

切り取りましょうか？」と言われる。

「はい」と言った次の瞬間、

ハサミでチョキチョキ切られ出す。

俺の脚は折り紙じゃない。


もちろんNO麻酔。

あまりの痛さに暴れだしそうになり

「看護師さん、押さえてー！」と先生に叫ばれ、

40過ぎのおばちゃんに押さえられる。


暴れるつもりはないが足が暴れる。

足が別の意識を持った生き物のように。

寄生獣のミギーを思い出す。


10：00

「左足も切っとく？」と言われる。

「1本いっとく？」的なノリで。

もちろん丁重にお断りする。

両足やられたら流石に歩けない。

俺の脚は栄養ドリンクじゃ治らないだろ。


10：30

病院から脱出。

流石に歩きづらい。

2本の足で歩けることの幸福さを痛感する。


10：45

薬局到着。

鳩山首相退陣をニュースを見る。

が、どうでもいい。

それよりも痛みを何とかしてくれ。


11：00

薬待ちをしてたおじいちゃんに話しかられる。

未だ老人からの人気は衰えないらしい。

得意のボルタレン、消毒液、軟膏剤を支給される。


11：15

別の薬局でガーゼテープを買う。

ついでハッピーターンを買う。

250%って凄い。

ハッピーパウダーというネーミングも凄い。


11：45

ウエストへ。

頑張った自分へのご褒美にかき揚げ丼を支給。

ウエストのかき揚げ丼、、

そのコストパフォーマンスは凄い。


13：00

帰宅。

完全に家から出ないこと決意する。





治療中の左足が残っている今、

またハサミか・・と憂鬱になる。

考えるだけで痛くなる。

だから考えるのは止そう。

楽しいことを考えよう。


イェス！　ハッピーターン！！