2011/10/05


「峠」司馬遼太郎著 を読み終わる。

久しぶりに素晴らしい作品に出会った。


幕末期の旧幕府側と言えば

土方歳三、勝海舟、榎本武揚等に

どうしても目が行きがちだけど、

河井継之助、、まさかこれほどの人物だったとは。


あの動乱期に小さな長岡藩を

スイスのような独立国家にしようと試みた

彼の生涯の生き様に感銘を受けた。

そして、武士というものを考えさせられた。


チョンマゲ、刀、袴、といった

ビジュアル的な物でなく

藩主に尽くすという姿勢、

間違いと分かっていても

それを最優先にする生き方、

そういう精神的な面での

武士というものが良く分かる

貴重な作品だったと思う。



あの時代の人ってのは

本当に強い意思があったと思う。


現代の人ってのは

豊かな世界で生活してるから

どうしても意思がぐらつくのだと

それは仕方が無いと思うんだけど

やっぱりこんなんじゃダメだと

劣等感を感じてしまうこともある。


もちろん、美化され英雄視されて

本には書かれてあるはずだけれど

それでも現代人は弱い気がするなー


うーん。


とりあえず、長岡に行きたいなー



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